麻雀プロ試験では対局時の思考をチェックするようにしろ

こんばんは、さっきまでずっと某ゲームをしていていい加減眠い自称麻雀上級者です。眠いですが書きたい気分なので書こうと思います。

 

数年前、当時はまだ特定の雀荘に腰を据えることはなく色々な雀荘を転々としていた私ですが、某フリー雀荘でとある若者と同卓しました。彼とメンバーとの会話を聞く限り、年は二十歳くらい、麻雀歴は半年らしいです。通りでさっき40符がわからなかったわけだ、と私は思いました。
そして数局後、若者が私に話しかけてきました。

 

「今度僕麻雀プロ試験受けるんですよー」

 

マジで?符計算もわからないのに?しかも同卓したからわかるけどお前めっちゃ下手でしょ、降りた局ないもん。と、心の中では開いた口が塞がらなかったですが如何せん私はコミュ障なので「へーそうなんすねー」としか言えませんでした。ついでにボコボコにしました。

この時からずっと、麻雀プロってなんなんだろう?と思い続けています。麻雀歴半年だからダメとかそんなことはありませんが、そんな状態で麻雀のプロフェッショナルになろうと思った理由は何でしょうかね?麻雀プロになることを資格試験と同じノリで考えてませんかね?例えばプロ野球であれば一軍だとスタジアムにお客さんが入りテレビで全国中継もされたりして、大勢のファンにプロとして自身の野球を見せることでお金をもらっています。プロらしからぬ凡エラーをした日には一部のファンからはブーイングの嵐です。
最近では麻雀教室とかマンガの監修とか色んな価値の出し方がありますが、基本は野球と一緒で麻雀プロは人様にプロフェッショナルとして自分の麻雀を見せることが最重要だと考えています。もちろん下位リーグではABEMA等で中継されることはないでしょうが、いつ見せることになっても恥ずかしくない麻雀を打てていると思って麻雀プロ試験を受けようとしているんですかね?どうせ麻雀だけして暮らしたいとか、プロ意識の欠片もないことしか考えてないんでしょうけど。

 

※余談ですが、私はツイッターで何名か麻雀プロをフォローしているのですが、おそらくその影響で最近麻雀始めた(1年くらい?)けどプロを目指してるアカウントのツイートがタイムラインに出てきます。どう見てもただの女流プロのおっかけで不純な動機しか感じない上、多面待ち難しいとかほざいてる状態でプロ試験を受けようとしていることに心からイライラしますが、臭いもののにおいを嗅ぎたくなる精神でブロックできずにいます。

 

一方で、こういう輩が一定発生しているのはしょうがない面もあって、

  1. 麻雀は運が絡むゲームのため初心者でも勝てる時は上級者に勝ててしまう
  2. プロ試験が麻雀の実力を示すような内容ではない、そもそもゲーム性的に客観的に示すことが難しい

ことが理由かと思います。

①は皆さんも感覚的にはおわかりですよね。比率は違えど初心者だろうが上級者だろうが麻雀は勝ったり負けたりです。将棋であれば100万回やっても藤井聡太さんに勝てる気はしませんが、麻雀なら例えば僕が超強いと思っている連盟の前田プロにも何回かに一回はトップが取れるでしょう。そういったゲーム性により、麻雀プロに実力はそこまで求められるものではない、という勘違いが生まれているんじゃないかなと思います。冒頭に述べたような資格試験気分の糞野郎共をプロにさせないためには、麻雀の実力をちゃんと確認してふるい落とす必要があると思います。そこで②の話です。

 

②について、今回のメインテーマですが、プロ試験は「面接」「筆記試験」「実技試験」の3種類で行われるらしいです(各プロ団体HP参照)。この内筆記と実技について詳述します。

まず筆記試験ですが、過去問を見る限りでは「アガリ形の点数および待ち牌」「イーシャンテン時のテンパイ牌の数」がメインです。実力ではなくルールの範疇ですね。麻雀はルールが非常に複雑なので、試験としてこういう問題があること自体には違和感ないです。
続いて実技試験について、調べた感じでは「成績」「マナー」「打ち方(フォーム)」を中心にチェックするらしいです。成績は当日の調子にも寄りますので、ここでも実力を見ているわけではないですよね。

 

このように現在のプロ試験には実力を測る科目が存在しないと思われます。ではどうやって実力を測るのか、それは対局時の思考を問うことだと思います。具体的には実技試験の牌譜(記録)を基にある一局を、配牌と点棒状況から何を目指そうとして、巡目が進むうちにどう思考が変化して各打牌に至ったのかを説明させる、というのはどうでしょう。例えば以下のようなイメージです。

 

例:南三局、トップ目に立てる満貫ツモを目指す。本命はリーヅモタンヤオドラ1を想定>>>六巡目、タンヤオが消える九萬ツモだが、索子で一盃口も見込めるため、タンヤオ一盃口も想定>>十巡目、マンズ34とピンズ34のターツ選択となったが、3ピンが自身から4枚見えておりかつ他のピンズを程よく切られているため、2-5ピンが山にいると考えピンズターツを残す>>十二巡目、ダマでも満貫をテンパイしたが、トップ目が前巡チーしてドラ切りのためテンパイ濃厚と判断。降ろした方が良いと考えリーチを選択。

 

このように説明できる受験者がいたら、たとえ当日の成績が悪かったとしても実力があるように感じますよね?成績はその日の調子でぶれますが、思考はぶれません。その思考を試験として問うことで実力を確認し、実力があるからこそ実力者の集団の一員になろうとする本来あるべきであろうプロの姿になるのではないかと思います。個人的感情としては雑魚がプロ(実力者)として扱われることが心底ムカつくのでこれを書いているだけですが(笑)

ビジュアルが注目のきっかけになるのは良いが、実績になってはいけない

こんばんは、ワクチン接種しないとなあと思いつつも副作用が心配&異物混入が心配&予約がめんどくさいの三重苦で動けていない自称麻雀上級者です。
今回はちょうどそういう対局の決勝があったので、それに絡んだ話を書きたいと思います。

 

昨日RTD girls Tournament2021という女流だけの対局の決勝があり、菅原プロが優勝したらしいです。(おそらく)公式のタイトル戦ではありませんが、これを機に今後注目されていくことになるのかなあと思います。

そこで今回のタイトルですが、より注目されるのは別にいい、というかしょうがないとは思うんですが、それが実績となりより実力者として扱われる、というのはあってはならないと思うんですよ。

具体例で言うと、「この前の大会で〇〇ってプロを知りました」はいいんですが「この前の大会で優勝したから〇〇プロを次期エムリーグのドラフトで指名しよう」はNGということです。

 

ではなぜそれがNGなのか、それは簡単に言うと不公平だからです。先に挙げた大会の出場基準は知りませんが、まあ美人から適当に選んでいるんでしょう。逆に言うと、美人じゃないとこの大会は出られないということです。そういう大会をやること自体は全く否定しませんが、ここで勝つことが実績として数えられてしまうと、美人じゃない麻雀プロは美人のプロよりも実力を証明できる機会が少なくなってしまうということなんです。こう聞くとものすごく不公平ですよね?
例えば将棋でも美人女流棋士とかで注目されて写真集出したり、インタビュー受けたりしてる人はいますが、だからって昇段することはないですよね?それと一緒で実力を証明できる機会は美人だろうが不細工だろうが平等であるべきです。


前々回に同様のことを書きましたが、エムリーグはもう完全に美人採用だというのは皆さんそう思うでしょう。それだけなら(美人の方が収入を得る機会が多い)しょうがないんですが、美人だからトッププロのリーグに参加できる(美人の方が実力者と認められやすい)という状況は納得いかないんですよ。だからいい加減にしろよエムリーグ機構。

しかも、今ちょうどこれを書くにあたってRTD girls Tournament2021を垂れ流してたんですが、点数申告がやたら遅かったり、切った時にあっ・・・とか言ったり、牌の扱いが下手糞だったり(これはいちゃもんつけすぎかもですが)、個人的にはトッププロじゃなくてもただのプロとして扱われていることすらおかしいだろうと思います。そんな雑魚が混じった大会で優勝することが実績になってしまうことは不公平極まりないと思うので、ある意味今後の菅原プロの動向には注目したいですね。

フリー雀荘に悪い奴はそんなにいない

こんばんは、明日からまた仕事が始まりげんなりしている自称麻雀上級者です。
皆さんは普段麻雀とはどのような形で関わっていますでしょうか?ネット麻雀やプロ対局の観戦がメインで、リアルの牌にはあまり触れられていないという方も結構いらっしゃるのではないでしょうか?もちろん例えば仕事が忙しくてそんな暇はないとか、最近だとコロナがあるから行きづらいとか様々な理由はあるでしょうが、もし「知らない人と打つのってなんか怖いから嫌だ」という理由だったらそれはもったいないということで、今回はちょっと趣向を変えて、タイトルにちなんだ私のフリー雀荘の思い出話をしてみたいと思います。

 

  1. 初めて雀荘で仲良くなったMさん@渋谷
    大学三~四生の頃、私は主に渋谷のフリー雀荘で戦っておりましたが、来店時間が噛み合ってたのか同卓する機会が多く、また帰り道も結構被っていたこともあり「最近よく会うね」という感じで当時40歳くらいのサラリーマンのMさんが話しかけてくれて、そこから色々話すようになりました。
    それまでフリー雀荘とは知らない人と麻雀を打つだけ、というイメージだったので話しかけてくれたことがまず意外でコミュ障の私は最初身構えてしまいましたが、あの時の待ちは何だった?とか、あの引っ掛けにはやられたなあとかその日の対局を楽しそうに話してくれて、私自身も仲間内以外でここまで麻雀の話ができた人は初めてで、ただ駅に向かうだけの帰り道がとても楽しくなったことを覚えています。
    最近は少しずつ払拭されつつあるとは思いますが、やはり当時はまだ雀荘と言えば強面がタバコ吸ってるといったイメージが強かったと思いますし私もそう思ってたのですが、Mさんのように純粋に麻雀を楽しみに来てる人もいるんだなあというのをこの雀荘で感じました。
    卒論が忙しい等の理由でそれ以降Mさんとの再会はもちろんその雀荘にも行ってないのですが、Mさんが今も楽しく麻雀しててくれると嬉しいです。(マンガ:東大を出たけれどの3巻に出てくる麻雀にハマって負けまくって荒れて仕事も辞めてしまう太田って登場人物にまあまあ似てるので、あのマンガを読むたびにちょっと悲しくなります笑)

  2. 初めての高〇ート@新宿
    どこまで書いていいものか甚だ微妙ではありますが、新宿には東風戦のそういう雀荘がいくつか存在します。私が行ったのはマンガ:鉄鳴きの麒麟児に出てくるリンドンリンドンって雀荘と同じようなルールのところで、私のような庶民がボロ負けすれば普通に生活に影響するレベルです。
    たまにはそういうガツガツした麻雀もいいだろうということで六年ほど前に足を運んでみた私ですが、〇ートが〇ートなので当然ほかの客もガツガツしてるんだろうと思ってました。
    ところが、私が東赤赤を和了った時に西もポンしていたんですね。それでこういう雀荘って回転率を上げるためか西も常に場風なんですがそれを把握しておらず点数申告してしまいました。そしたら「西もあるから満貫ですよー」って下家のお客さんが優しく教えてくれて、私がすみません東風戦ってあまり経験なくてって話すると「わかんないことあったらいつでも聞いてね」と言ってくれて、セット麻雀で後輩がテンパネ忘れて安く申告してもスルーしまくってた自分が恥ずかしくなるくらい良い人でした。
    上記の通り生活に影響するレベルで動くので皆必死にやってるんだろうなあと勝手に思ってましたが、フェアプレイを重んじる方もいて良い意味でイメージを裏切られた瞬間でした。その人が金持ってるだけなのかもしれませんが。

このように、フリー雀荘に来ている方は結構優しかったり親切だったりで、悪い人はそんなにいないと思います。なのでフリー雀荘デビューをためらっている方は(コロナが収まったら)すぐに行ってみましょう!趣味に彩りが増すこと間違いなしです。

赤坂ドリブンズとエムリーグ機構はトッププロの意味をよく考えろ

こんばんは、ついにエムリーグ2021のメンバーが実質決定となりましたね。

今回はそこらへんも絡んだ話を書いていきたいと思います。

 

皆さん、まずは「エムリーグ」と検索してみてください。
そしたら公式サイトが一番上に来ますよね?開いてみてください。
What is M.LEAGUEの部分をよく読んでください。そこにはこう書いてます。

 

「数多の麻雀プレイヤー達の中から、ほんの一握りのトッププロだけが出場できるナショナルリーグが始まる」

 

はい、つまりエムリーグは「トッププロ」しか出場できないんですよ。ただのプロはダメなんです。ここで、トッププロの定義を考えてみましょう。
単純に翻訳すると専門家とかになっちゃいますが、プロ野球選手とかプロサッカー選手とか、日本ではやはり「その道の実力者」ってことですよね簡単に言うと。その中のトップですから麻雀のトッププロとは「麻雀の実力者の中でも頂点に立つ実力者」ですよね。
という前提を踏まえて、タイトルに挙げた二つの団体に対し超文句言います。

 

■赤坂ドリブンズ
なんで丸山選手雇ってるんですか?
体調とかの理由もなく2年連続レギュラーシーズンで最低ラインの10戦しか出さず、
しかも丸山選手を「数年かけて育成していく」と発言してるらしいですよね。
(こっちはツイッターで見かけた&誰かから聞いただけなので嘘ならすみません。)
そりゃあどんな人間だって誰だって永遠に発展途上だとは思いますよドラクエのレベル99じゃあるまいし。でも、最低限しか出さない&育成していくってつまり現時点では丸山選手を戦力として見てないってことですよね。トッププロどころか実力者ですらないじゃないですか。女性プロ加入がルール上必須だとしても他強い女性プロいっぱいいますよね。そいつら雇えばいいじゃないですか、タイトルホルダーとか最上位リーグで長年戦ってる人とか。

なのに戦力外(とみなしている)丸山選手を雇う理由はもうアレです。
「ロクに麻雀の内容を見もしないで見た目だけで誰応援するか決めている気持ち悪いオタク層のファンを獲得したいから」ですよね、正直に言ってくださいよ見た目で選んでるって。(まあそういう女性プロのおっかけしてるオタク連中が金を落とすから成り立ってる業界な側面もありそこははがゆいですけど)

あと、戦力外を出しているくせに優勝を目指しているということは
「丸山選手のハンデがあっても他三人いれば優勝できる」と考えているということですよね。完全に他チーム舐めてますよね。実際はどうでしょう、昨年はレギュラー落ちで今年は最終戦目無しの4位。それでいて場を荒らす目無しのトップ狙いをするって本当にわがままですよね。
こういう姿勢を次シーズン以降も続けるなら本当にダサいし迷惑だと思うので即刻エムリーグから退陣してください。
※目無しのトップ狙いの是非については別記事参照、絶対なしです。

 

■エムリーグ機構

ドラフト対象に基準を設けるか、トッププロだけが出場できるというコンセプトを変えるかしてくれませんか?以前も似たようなこと書きましたけど、例えば芸能人対抗戦とか美人雀士最強決定戦とか、出場者の実力を問わないコンセプトなら何も文句ないんですよ。広く興味を持ってもらいたいなら美人を使うのが有効というのはわかりますけど、コンセプトと実状に矛盾が生じているなら何かしらの対処をしてほしいです。

 

今回のドラフトで東城プロと伊達プロが選ばれましたが、はたして二人はトッププロなんでしょうか?

※1 この二人を批判しているわけではありません。

※2 一部出場済の選手も同様と思いますが、一旦この二名に絞ります。

トッププロって具体的に何なのか、運が絡むゲームで定義することは難しいと思いますが、獲得タイトルや所属リーグで決めるのが妥当ではないでしょうか。ドラフト対象もその二つで基準を設け、その基準に当てはまる中で可愛いプロを指名するなら問題ないとは思います。

 しかし、私が調べた限りでは二人とも所属リーグは下から数えた方が早く、獲得タイトルもあるみたいですがおそらく格が低い大会ですよね?(新人のみが出場できるタイトル等)トッププロと呼ぶには無理があります。実際選んだのは各チームでしょうが、エムリーグのコンセプトに反する指名をしないよう機構側から働きかけてください。

 

そして私が一番気に入らないのが、「麻雀業界で最も影響力のあるタイトルにおいて、顔面レベルは高いが実力が低いプロをトッププロとして扱うことで、麻雀プロなのに麻雀プロが活躍するために必要な要素が麻雀ではない風潮を作っている」というところです。実力が低くても顔さえ良ければエムリーグという最も注目されているタイトルの獲得チャンスがあるわけですからね、麻雀の練習より整形することがトッププロの近道なんですよ。バカみたいじゃないですか?さらに、長期的には麻雀業界全体のレベルを下げることになるんですよ、麻雀プロなのに麻雀がそこまで必要じゃないんですから。そりゃあ運営側としては金になればほかのことはどうでもいいんでしょうけど、私のような「麻雀の実力者が正統に注目・評価されかつ安定した収入源を得やすくなり、麻雀のプロであることに新たな希望をもたらす」ことに期待していた人間からすると今の姿勢は本当にムカつきます。

 

 

 

・・・まあ私がムカついたところでだから何って感じでしょうけど。なんとかならんかなあ・・・

麻雀におけるオカルトとは経験則であり決して神頼みやジンクス等ではない

こんばんは、オリンピック始まりましたね。コロナ関係なく元々全く興味ない人間なのでとりあえず舞い降りた4連休を満喫している自称麻雀上級者です。

今回はこのブログで最も語りたいテーマの一つを書きたいと思います。ちなみに風林火山オーディション決勝をタイムシフトで見ながら書いています。本田プロ勝たないかなあ・・・

 

皆さんは麻雀においてデジタル派・オカルト派という言葉を聞いたことがあるでしょうか?これらは麻雀に対する考え方の違いとしてよく挙げられますよね。それぞれの違いは一体何でしょうか?

 

まずデジタル派ですが、これは簡単ですね。いわゆる「流れ」なんてものは存在しないと考えており、理論や確率のみに基づいて打牌選択をする人たちです。パイレーツのコバゴー等が有名ですよね。

 

一方でオカルト派ですがその逆で、簡単に言うと「流れ」を意識して打牌選択をする人たちなんですが、具体的にどう考えて選択していくかというところを勘違いしている人が多い気がするんですよね。オカルトという言葉が良くないんですよね、どうしても霊とか神様とかそこらへんがまず想像されるのも無理ありません。

 

では、正しいオカルトの考え方と間違ったオカルトの考え方(バカルト)の具体例を出していきましょう。※オカルト派だけど書いている内容には納得できないという意見もあるかもしれませんが、ここでは考え方の確認として具体例を見てもらえればと思います。

  • 正しいオカルト
    →三面張で先制リーチをしたがカンチャンの追いかけリーチに一発放銃してしまったので、今は攻めるべきでないと考えいつもより安全牌を多めに持つようにした。
    →チーにより欲しかったカンチャンが下家に流れてしまったのが確認できたので、通常は残したいがそのターツは来ないと考え払った。
    →親が連続で満貫をツモっており、その次局三面張でテンパイしかつ先制のためリーチしたいが、今の親とのぶつかり合いは分が悪いと考えたので他家からの出あがりにも期待しダマテンとした。
  • 間違ったオカルト(バカルト)
    →対局前に神社にお参りし賽銭を一万円も入れたので今日は勝てる。
    →今日は6月6日なので、6を待ちした方がツモれる。
    →自分の苗字が西田なので西との相性が良い。

はい、なんとなく違いがわかりましたよね。オカルト派の考え方とは「理論や確率をベースに、麻雀内で発生した事象を自身の経験から解釈し打牌選択を行う」ということなんです。バカルトの方は麻雀と直接的な関係は皆無ですよね。賽銭入れて大事な対局勝てるなら誰でもトッププロですよ。もちろん例えば勝負パンツとかは自身の気を引き締めるという意味はあるでしょうが、勝負パンツを履いたからツモが良くなるということは全くありません。勝負パンツを履いて気が引き締まり最適な選択をできた結果ツモが良くなるというのはあるでしょうけどね。

このオカルトとバカルトの違い、なんならデジタルとオカルトの違いは片山まさゆき先生の「牌賊オカルティ」にわかりやすく書いてますので、7巻で終わりますし未読の方は是非(Kindleにもあります)

 

あともう一つ強調したいのは、オカルトは確率や理論を無視していない(考え方のベースはデジタルである)ということです。実は私は思いっきりオカルト派なんですが、場に安い色は何かとか手出しツモ切りから待ちは何が濃厚かとかいつも考えてます。とはいえ麻雀という不完全情報のゲームにおいて、人間ごときの脳みそでは完全に計算することは不可能です。それができるなら全国のデジタル派の選択は皆同じになるはずですがデジタル集団のパイレーツですら選択が変わることがあるでしょう。そういった人間による計算では判断しきれない部分をオカルトでフォローするということなんです。つまり理想的にはオカルト派はデジタル派の上位互換だと思ってます。

とはいえ先述した通り、そもそもベースとなるデジタルが人間には完璧には極めることは不可能なため、そこに精通しているコバゴーのようなデジタル派のトッププロはやはり強いと思います。私のエムリーグ推しチーム第2位はパイレーツだったりします。キング来シーズンは結果出せよ。

 

ここからはただの愚痴ですが、「流れなんてねーよwww」とかほざいてる似非デジタル派の奴はボコボコにしたいですね。そういう奴に限ってベースのデジタル部分すらおろそかでよくわからないからリーチでいいやとかやってる印象です。私は自称ですが上級者ですので、オカルト派ではありますがデジタル部分についても少なくともこういう奴らよりはわかってると思います。

ある程度の打点が見込めないならば遠い鳴きをすべきではない

こんばんは、先日麻雀をやっていてやらかした局があったのでこれは是非無理やりでもブログのテーマにしたいと思いました。

 

というわけで早速当時の牌姿や状況です。

  • 一発裏赤あり、東二局、全員ほぼ原点、南家、4巡目、ドラ一
  • 三五七八八4677東東西西

ここで、二枚目の西が出ました、鳴きますか?

 

・・・まあ鳴きませんよねこんなの。鳴いた場合混一に行くことになるでしょうが、ドラが即使える形でもなく、早くもなく、東止められたらバカホンです。

私自身どちらかというと鳴きが多いタイプでかつ好きな手役は混一なのですが、それだからか先日これをうっかりポンと言ってしまい、これやっちまったなあと思いながらとりあえず混一を進めていたら親の早いダマ7700に飛び込んでしまいました。まあこんなクソ鳴きしてたら当然ですね。この手の最善はもちろん西は二枚ともスルーし安全牌としつつ、七対子か東ポンしての躱し手とするのがいいでしょうね。そしてドラドラ七対子にでもならない限りは終盤は降りるといった感じでしょうか。鳴いといて遅くて安い手はそれだけで罪です。絶対やめましょう。

 

ここまでは割と当然の話ですが、逆に西を鳴いても良い・鳴いた方が良い状況ってあるだろうかとその日風呂場で考えたわけです。

 

それはオーラスで3900和了ればトップの時かなと思います。上記の牌姿や状況を東二→南四、東の対子を南、南家→北家として考えてみてください。

西を二枚ともスルーして3900以上を作ろうとするならば、リーヅモの七対子、またはドラドラ七対子くらいしかないでしょう。七対子は当然単騎待ちとなりツモりづらい役であり、またドラを一枚も持ってない状態でドラドラというのも現実的でないと思うんですよね。

一方西をポンすると、それでも混一3シャンテンではありますがオーラスはトップ目ですら点差が小さいと攻めてくる可能性があり、この手のキーである南はかなり鳴きやすいはずです。なので2面子目かつ打点を確保しやすいんですよね。そして残りの三五七八八を軸に残りの2面子を作り、雀頭は適当な字牌でも大丈夫。どうでしょう、3900の最速は西ポンだと思いませんか?

なのでオーラスという特殊な状況でかつ3900にものすごい価値があるならば上記のような手でも西を鳴くべきだと思ってます。遠くて安い鳴きも状況が勝負打点および加速させるならばそれに向かって突っ走りましょう。

 

繰り返しですが私がポンした時は東二であり3900がどうしても欲しいという場面では全くないので、ポンは論外です。絶対やめましょう。(気を付けます)

 

 

ドリブンズはこれからも目無しトップ狙いをするつもりならもう参戦するな

こんばんは、来週から8月初めくらいまで仕事が忙しくなりそうで怯えている自称麻雀上級者です。今更ですが今回はエムリーグファイナル最終戦の話をしたいなと思います。(まあこのブログを始めたのが最近なので)

 

終結果は勝又選手が見事リードを維持し風林火山の優勝を決定づけた試合になりましたが、半荘自体はドリブンズ村上選手のトップでしたね。何を話したいか、ある程度麻雀に精通している方ならもうおわかりですよね?そう、目無しが普通にその半荘のトップを狙って打つことはありかなしか、ということです。

 

まあ結論から言うと、絶対なしですね。実は2018シーズンからずっと風林火山を推し続けていた私でさえ、南二局の発ポンを聞いた瞬間スーッと情熱が冷めていったくらいにはありえないと思ってます。風林火山推しの人間でさえこうですから、意味不明な邪魔をされたサクラナイツやABEMASファンの方の心中お察しします。とはいえ村上選手を批判してはいけません。あくまでそういう方針を決めたドリブンズというチームを批判すべきです。村上・園田・鈴木選手個人は強いと思いますし嫌いではありませんが、本件とあともう一つの理由からドリブンズは二度と参戦してほしくないくらい嫌いです。
東場は普通にやっても全然良いんですよ。確率はゼロに近いですが南場の親で超大爆発すれば総合3位になりますからね。ただ親番がないのに満貫って、何十回和了るつもりなんだよと。

 

目無しトップ狙いがありえない理由、それは簡潔に言うと意味がないからです。言い換えると全員が納得できる理由を以って打なければいけないということです。最後までドリブンズが立派にトップを狙うところを見たい人もいるとかほざいてる人は、スポーツが国民に感動を与えてくれるからオリンピックやりますとかいう〇〇の妄言を本気で信じてる人だけですね。

じゃあどういう理由なら納得できるか、それはもう金しかありません。オリンピックだって正直に利権がおいしいとかIOCとの違約金が惜しいとか言ってくれた方が(どっちにしろムカつきますが)オリンピックをやりたがる人間がなぜやりたいのかはまだ納得できますよね。つまり金になる可能性が上がる(チーム順位が3位になる可能性が上がる)ならば南二局の発ポンだってOKなわけです。実際は貴重な一局を満貫でつぶしてむしろ下げてるんですけどね。なのでありえないということです。

 

また、目無しトップ狙いを肯定する頭お花畑の人間のその他の言い分はおそらく以下のような感じでしょうか。一つ一つねっとりとダメ出ししていきましょう。

  • 和了に向かわないことで別の誰かに利することもありうるから、それなら普通に打った方がいいだろ
    >>確かに、例えば自身の捨て牌が鳴かれないようにしたことで、本来鳴いてテンパイになるところを面前で仕上がりありえなかった大物手が炸裂する。なんてケースは十分あると思います。ですが結果がわからないからといって好き勝手やっていいんですかね?自分がコロナかわからないからオレはマスクもしないし大勢で会食もやるみたいな感じで、もの凄い自分勝手じゃないですか?
    「どう打とうと誰かに影響あるので好き勝手に打つ」と「できる限り迷惑をかけないように打つが、それにより逆に迷惑かけたらすまん」なら後者の方がよっぽど納得感があると思います。

  • ドリブンズのファンならば最後まで立派に戦いトップをとるところを見たい
    >>さっきも似たようなことを書きましたが別の視点でダメ出しすると、サクラナイツやABEMASのファンのことは考えてないんですかね?一つでも上のチーム順位を目指した結果やっぱり風林火山が得したとしてもそれは金がかかってるししょうがないよねと割り切れるとは思いますが、金にもならないのに好き勝手やられた結果損をしたチームのファンはやってられません。

  • 表彰の対象外だとしても少しでも成績が良い方が来シーズンの契約金が上がるかもしれないだろ
    >>契約金はおそらく各チームが勝手に決めることなので当該試合を考慮しなければいいだけですので関係ありません。

こんなところでしょうか。なので目無しトップ狙いを肯定している人は今すぐ目を覚ましてほしいですし、ドリブンズはもし来シーズンも同じ状況で同じことをするつもりなら今のうちに参戦を辞退してください。